自衛隊転職支援まとめ

元自衛官のアドバイザーが自衛隊員の転職をサポート

元陸上自衛官の私が自衛隊を辞めるまでの流れを語ります

こんにちは。元陸上自衛官のサトルと申します。
今回は、私が実際に経験した退職の流れや、退職の際にどういった事が発生するかをご紹介いたします。

指揮系統を守る事が、自衛隊を辞める鉄則

「人の役に立つ人間になりたい」と意欲満々で入隊した私でしたが、結果として退職するに至りました。
自衛隊においては、何事も指揮系統を守る必要があります。それは、退職の意志を伝えることも同様です。
まずは、自分の上司に退職の意志を伝えてください。私は、陸士長だったので所属している班長に伝えました。
そこから、班長→小隊長→中隊長→隊長と承認が進んでいきます。
私が、直接対面して退職面談を行うのは中隊長まででした。隊長に関しては、退職決定後に隊長室で退職許可の命令を受けるのみでした。

オススメの退職意思を伝えるタイミング

部下が退職するという事は、ネガティブな事柄で気が重くなります。相手が面倒くさがらないよう、時間帯を選んで相談しましょう。
「退職するのに気を使っていられない」とお思いでしょうが、このタイミングを失敗すると退職の承認時期が遅くなりますので気を使いましょう。
相手も人間なので少し気を使うだけで今後の扱いが変わってきます。
朝からネガティブな話題は嫌われますし、「後で話しよう」と先延ばしにされますので課業前は避けましょう。
また、昼休憩時や終業直前も忙しい場合が多いので避けた方が良いでしょう。
では、一番良さそうな時間はいつでしょうか。
それは、午後の課業中に「課業後お時間ありますか」とアポをとっておき、課業後早めが良いでしょう。
上司が課業後に用事を入れていないのであれば、少し長引いてもしっかり話せる可能性があります。

退職が許可されるまでの流れ

先ほど説明したとおり、指揮系統順に話が進んでいきます。
その何処かのタイミングで就職援護センターに通うよう命令されます。
自衛隊を退職する場合は、退職後の仕事が内定しておかないと許可されないと言われています。
就職援護センターに相談する頃には、有給休暇を使用しながら転職活動を行うこととなります。
私が所属していた部隊は、地元とは別地方にあった為、面接の度に駐屯地と地元を夜行バスで往復する羽目になりました。
基本的に「転職先は正社員採用に限る」と言われますが、何度か不採用通知を受ければアルバイトでも許容されます。
実際に私がそうでした。
そして内定を貰えれば、退職日の相談など退職の手続きが進み、晴れて退職が許可されることとなります。
このように自衛官の転職は立地的・時間的に不利になりやすいので、就職援護センターだけでなく民間の転職エージェントの力も借りましょう。
使えるものは全て使った方がいいですよ。下記リンクにおすすめの転職エージェントがまとまっているので、参考にしてください。
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退職日ですが、可能であれば定年退官される方が退職される日と合わせてもらいましょう。
定年退官行事と一緒だと、一度に済ませて貰えるのでサラッと見送ってもらえます。
一方で、一人で退職となると小隊や中隊の方々が仕事の手を休めて正門まで集まりますので気が重くなってしまいます。

退職許可後から退職日までの流れ

退職の許可がされると、あとは退職日を指折り数えて待つのみです。
ただ、退職面談がある程度進んだ頃からですが、基本の訓練から外されて後方支援に回されることになるでしょう。
私の場合、射撃訓練の際には射撃をさせてもらえず補佐を行う事となりました。
別駐屯地に物資を受領しに行く任務があれば、通常業務を置いて先輩陸曹とトラックに乗って受領に向かいます。
何か特別な訓練があっても基本的には外されますので疎外感を受けますが、この先も務める隊員に訓練を受けさせるのは当然だと考えましょう。
そうこうしている内に実家へ荷物を発送したり、同僚たちが送別会を開いてくれるでしょう。
当日を迎えれば、私服に着替えて正門で挨拶して花束を受け取って終了です。

実際に退職した私の本音

私の場合ですが、退職の意志を伝えてから実際に退職するまで4ヶ月掛かりました。
その間に様々な人から優しい言葉で引き止めを受けます。
心は揺らぐでしょうが、一度「退職」を口にしたからには元の状態には戻れませんので心を強く持ってください。
あと、そうした優しい態度は、最初からそうあって欲しいものです(笑)

退職となると精神的に辛いことも出てきますが、そこから先を良い人生にするためにも一踏ん張りしましょう。

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