ブログ

民間企業で「使えない」と言われる元自衛官の3つの特徴

使えない元自衛官

元自衛隊員・元自衛官で民間でもバリバリと活躍している人も多くいるが、一方で、民間企業でなかなか評価されず苦戦している人がいるのも事実です。。。

かくいう私も民間企業に転職した際は、自衛隊と民間企業の仕事の進め方や思考法の差に戸惑い、キャッチアップするのに時間と努力を要しました。

そのため、今回のブログでは、元自衛隊員が陥りやすい失敗や癖を3つ紹介しますので、気をつけるべきポイントをおさえておきましょう!

①指示待ち人間になってしまう

 

自衛隊の仕事上、命令や規則に迅速に従い行動するのが正義だと思います。

もちろん有事の際はトップダウンの組織体制・命令系統が必要でしょう。

しかし、こういった文化の自衛隊で働いていると、反射的に命令・規則に動かされるので、自らの頭で考えることが少なくなり、指示待ち人間になりがちです。

民間企業では、正解がない世界で課題を特定し目標設定し行動を考え実行するというサイクルを回し、自ら動いていく自立遂行力が必要になります。

昨今は、外部環境の変化が激しく、経営層や上司ですら正しい判断をし指示を出すのが難しい時代になっています。

そんな時代の民間企業では、プレイヤーから意見を上げていくことが求められているのです。

言われたことだけを忠実にこなすだけでなく、プラスαを常に考える習慣を身につけた方がいいでしょう。

②極度の完璧主義で身動きできない

自衛隊は人の命に関わる武器を多く扱っているため、最新の注意を払って完璧な仕事が要求される場面が多いのではないでしょうか。

また、何をするにも書面で稟議を通して入念なチェックをもとに活動する風習があります。

何事もきっちりと規格通りにできる自衛隊は世界の軍隊からも賞賛されるほどの練度で、素晴らしいと思います。

しかし、民間企業のビジネスの世界では、この完璧主義が足かせになることもあるのです。

ビジネスにおいて、特にIT企業や開発系の仕事では、トライアンドエラーが仕事の進め方の前提となっている。

失敗するのが当たり前でそれを繰り返して成功に近づいていくことが重要です。

民間のビジネスの世界では、スピード感が最重要といっても過言ではないのです!

完璧で遅いよりも拙くて早いほうが求められることもあるので、そこは完璧にこだわらず状況にあわせて対応できるようにしましょう。

③無理に強がったり我慢しすぎてしまう

自衛隊の教育期間ではとにかく追い込んで負荷を最大限にしてやらせるという教育方法がとられいていますよね。有事の際には無理したり限界を超えるまで頑張ることも必要で、そのために訓練でもそうしているのだろうと思います。

日本の最後の砦としての役割を持つ自衛隊員にはそういったストレス耐性も必要です。

しかし、民間企業では難しいことは難しいと素直に言ったほうが組織にとってもプラスのことが多くなります。

民間企業での仕事は訓練とは異なり、常に本番で、取引先相手や社内協働者といった関係者が多く、自分の意地で仕事を遅らせるよりも周りに手伝ってもらってでも仕事を回すほうが重要になります。

そうして効率を高めていかなければ競合企業に先を越されることにも繋がりかねないからです。

また、自衛隊で精神力が鍛えられていると自負していても民間企業でメンタル不調になる人もいます。

あまり、自分だけで背追い込まずに弱さを見せられるのも一つの能力ですね。

まとめ

今回のブログでは、自分自信の過去の失敗をふまえて自戒的な内容となりました。

伝えたかったことは、「郷に入っては郷に従え」ということです。

自らの特徴を客観的に把握し環境に順応できるようになりたいと思います。

PAGE TOP