「自衛隊にいて良かったと思う思い出はありますか?」
「印象に残っている出来事はありますか?」
初めまして、いずみです。
私は自衛隊に5年勤務していたのですが、だいぶ濃い日々を過ごしておりました。
全部紹介するとキリがないので、最も印象に残っている思い出を1つ厳選しました。
「自衛隊ってどんな職場だろう?」
「うちの部隊も似たようなことあったわ」
そんな入隊に興味があるあなたも、在職中のあなたも、ぜひ楽しんで見て頂けたら良いなと思います。
この記事を読み終えたとき、あなたは仕事をする上で最も大事なことを理解します。
遠洋航海の思い出
練習艦という艦に幹部を100人以上乗せて、12~14カ国の港を巡る仕事がありました。
これを遠洋練習航海といいまして、当時はかなり過酷な体験をしました。
半年間家に帰れない、ほぼ休みがない、3食ご飯を作りますが、食べる人数は400人です。
調理員だったので、ご飯作るだけでもうヘトヘトでした。
それに加えて火災、浸水、戦闘訓練で休憩時間も奪われます。
とどめに、スイーツパラダイスなんてものがありました。
月に一回、ケーキ食べ放題のイベントを艦の中にある食堂でやるのです。
そのケーキは調理員が、夕飯を片付け終わった後にやります。
当時は「ケーキ買ってきたらいいじゃん!」と嘆いていました。
そんな生活を半年も過ごさなければならず、当時はメンタルがボロボロになりました。
大事なのは、働く仲間
しかし、辛いことばかりではありませんでした。
効率の良いやり方を教えてくれる先輩や、手伝ってくれる仲間に恵まれていたからです。
「効率良く終わらせれば、休憩時間も増えるから」
そんな先輩の指導もあり、1カ月過ぎた辺りで辛さはあまり感じなくなりました。
常に周りに気を使ってくれる仲間がいたことも、大きいと思います。
ちなみに、入港したハワイでは先輩達とたくさん遊びました。
社会人として重要なこと
この経験から私が学んだことは、「常に誰かのためになる姿勢で、仕事をすること」が重要であるということです。
“自衛隊だから”ではなく、仕事をしていく上で大切なのは人間であると確信したからです。
働く人間に対して知らないふりをして、相手をないがしろにすれば組織は回らなくなります。
なぜなら、どんなハイテクな機械も兵器も、運用するのは人間です。
実際、私のような調理の仕事は人間でなければできないものです。
フリーランスの方も、クライアントさんの意図を汲み取ってコミュニケーションを大事にしています。
なので、相手の立場で考えて行動ができる社会人になれば、仕事も上手くいくと思います。
まとめ
今回は自衛隊の思い出について話をさせていただきました。
働く環境や仕事内容も大事ですが、大前提に ”人” が最も大事であるとご理解いただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。