自衛隊転職ブログまとめ

元自衛官のアドバイザーが自衛隊員の転職をサポート

今流行りの「DX」(デジタルトランスフォーメーション)と転職

おはようございます!自衛隊支援協会の下萩です。
結構前の話なんですが、サイボウズの関連会社に勤めている友人が、
「最近DXの業務が多くなってる」とか、「下萩の会社はDXやってる?」みたいな話してきて、
その時はさも知ってる風を装って乗り切ったんですが、この言葉、もう常識みたいな風潮ありますよ。
「DX」(デジタルトランスフォーメーション)
要はデジタル化なんですけど、この辺の考え方が結構奥深いです。

自衛隊とDX

これは低いレベルではDXされてます。

装備品の数をアナログの帳簿のみで管理している部隊は無いですよね。
エクセルのデータなどで共有フォルダに保存して、関係各所に共有していると思います。
これは「”装備品の数を保存し共有するという業務”をDXしている」と言えます。

もしDXされていなければ、「帳簿に装備品の数を記入して、必要に応じて、関係各所にその帳簿を持っていき見せる」という業務に人員を割かなければなりません。

こういった「アナログだった業務をデジタルで代替できるようにする」という所がDXのミソです。

日本全体でDXが課題となっている

日本全体で課題となっているのが、アナログな仕組みから脱却ができないことです。

戦後の経済発展を遂げた際の環境に適合して形作られた規則や環境が未だに残っています。
一度仕組みを採用すると、なかなか変えることは難しく、自衛隊など、コンピューターが普及する前からある組織ほどこの特徴は顕著です。

コンピューターが誕生したのは1945年、世界に普及し始めたのは2000年ごろのことです。
それからデジタル技術は進歩に進歩を重ね、これまで想像もできなかったことまで、デジタルでできるようになってきています。

DXがどう私たちに関係するのか

(自衛隊から)転職をするにあたって、転職先をどこにするのか、その重要な決断でもDXは関係しています。
それは”大企業=優良企業では無くなったこと”です。

DXの加速は大企業よりも中小企業に優位に働いています。
その理由は、大企業の強みがDXによって小さくなってきているからです。

日本の大企業のやり方は、社員を一括採用してその会社のやり方を終身雇用で教え込むことで特有の業務のプロフェッショナルを多数抱え込むというやりかたをしています。
しかし、DXによって、大人数に長期の教育をすることによって成り立っていた業務が、デジタルツールで置き換えられるようになりました。

そうなると、大企業の優位性が失われ、中小企業がデジタルツールを使いこなすことによって驚異的な伸びを果たす、群雄割拠の時代が訪れました。それが今です。

失敗しない転職先選びのために、転職先の候補がどれほどITに強いか、探りを入れるのは重要です。
特に中小企業の人事と話す際は、社内でどういったデジタルツールを導入しているかを聞くだけでも、参考になると思います。

【用途別】業務効率化ツール18選と選定のポイント
https://www.justsystems.com/jp/lab/efficiency/efficiency-tool.html

業務効率化ツールおすすめ13選紹介!メリットや選び方を徹底解説
https://reiworq.com/knowledge/knowhow/271/

デジタルツールの有名どころを頭に入れておいて、それらの名前が人事担当者の口から出るかを意識してみるのも良いですね。

私も全てのツールに触れたわけではないので、参考までに。

私だったら、「社内のコミュニケーションツールやタスク管理ツールはどういったものを使ってますか?」とか「会計処理ソフトはなにを導入してますか?」といった質問を人事担当者に投げかけ、「社内コミュニケーションはChatwork、会計処理はfreee、顧客管理はSalesforceを採用しています」など返ってきたら「デジタルに抵抗なく事業規模拡大も見据えていて成長性のある企業だな」と思いますね。
デジタルツールは大企業では100%採用しているんですが、中小だとまちまちです。規模が大きくないのでツールを導入する必要が無いというのが理由の一つです。だからこそDXしているかどうかは転職する際に確認する価値のある情報になります。

ツールを導入して事業規模を拡大する意思のある経営者なのかどうかを図ることが、DX化が進んだおかげで見透かすことができるんですね。

自衛隊支援協会は転職自衛官と民間の意識ギャップを無くし、win-winの関係が築けるよう活動をしていますので、今後もご支援のほどよろしくお願いいたします。

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