「俺、なんで自衛隊に入ったんだっけ」
「自衛隊に興味あるけど、続けていけるか不安です」
他の人はどんな理由で自衛隊を志願したのか、気になりますよね。
初めまして、寿司屋から海上自衛隊の調理員に転職して、現在は調理師をしているいずみと申します。
みなさんが自衛隊に入隊した理由はなんでしょうか。
職場だと、どうしても本音で言えない、聞けない空気がありますよね。
この記事を読めば、「こんな理由で入る人もいるんだな」と、普段は聞けない本音の理由をあなたは知ることができます。
入隊したいけど、どんな生活が待っているのか、続けていけるのか不安なあなたも、詳しく書いてありますので、ぜひ読んでください。
この記事を読み終えたとき、あなたは初心を思い出すとともに、自衛隊への不安を解消しています。
自衛隊に入隊することを決めたきっかけ
高校卒業して寿司屋で働いていた私は、自衛隊が災害派遣で活躍している姿をテレビで見ました。
それがきっかけで自衛隊に興味を持ち、調べていくうちに「調理員」という職種があることを知りました。
「興味はあるけど、まだ見習いだしな」
寿司屋で見習いだった私は、まだ修行があったので転職には踏み切りませんでした。
ある日、旧日本海軍の艦乗りだったお客様が来店されました。
そして、70年前に起こったアメリカとの戦争の話を詳しく教えていただきました。
自分と同じ10代、20代の若者が、国と家族を守るために命懸けで戦った事実を知った私は、他人事のようには考えられませんでした。
「調理師としてのスキルを使って、国防に貢献したい」
少子化で若い自衛隊員が不足している事実も知ったので、なおさら入隊への思いは強くなりました。
調理師として生きていきたい私は、20代の時間を国防に貢献するために使い、その後は転職して調理師としての人生を歩もうと決意しました。
これが私の自衛隊に入隊した理由です。
入隊してからの生活
入隊後は教育隊という、住み込みで研修を受けるような施設に行きます。
最初の仕事は作業服に名札を縫う、お裁縫でした。
教育隊では時間に追われる日々や、筋トレ、靴磨き、アイロン、自由の制限など、しんどいことが多いと思います。
「こんなの耐えられない」
そう言って辞めていった仲間が何人かいましたが、今の私ならこう言って止めていたでしょう。
「数ヶ月の辛抱だ」
教育隊の研修が終わると、各地方隊の部隊に配属されます。
特にしんどいのは教育隊だけで、部隊配属後はだいぶ自由で楽に過ごせます。
あなたも、教育隊みたいな生活が一生続くわけではないので、頑張ってください。
最も大事なのは働き方
結論から言いますと、どんな理由で入隊しても関係ありません。
「国防のために」
「奨学金返済の為に」
「警察落ちたから」
理由はそこまで重要ではありません。
最も重要なのは、しっかりとやるべきことをやって働くことです。
中々やりがいを感じられない役職だとしても、あなたが自衛官として働いているだけで、国のためになっているのです。
自衛隊の仕事は役割分担なので、災害や海外の派遣に行きたくても行けない、地味な配置もありますが、縁の下の力持ちとして欠かせない存在です。
実際に私の職場で、国際貢献したいという立派な理由で入隊した先輩がいました。
しかし、勤務態度が悪くてやる気を感じられず、上司から頻繁に指導を受けていました。
自分の役割を自覚して、きっちりと仕事をこなすことが大事です。
理由はあくまで、きっかけに過ぎないのです。
まとめ
今回は海上自衛隊に入隊した理由、入隊後の生活と入隊理由の重要性についてお話しました。
どんな理由で入隊したとしても大事なのは、 ”やるべきことをやる” です。
自衛隊員だからではなく、社会人として心の隅に置いておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。