自衛隊転職ブログまとめ

元自衛官のアドバイザーが自衛隊員の転職をサポート

海上自衛官(護衛艦の調理員)が退職を決めた理由

「他の人はなんで自衛隊を辞めたいのだろう?」
自衛隊を辞めて転職したいほとんどの方は、気になる疑問ですよね。
初めまして、元海上自衛官の調理員、いずみです。
単調直入に言いますと、自衛隊を辞めて転職することは全く悪いことじゃありません
「職業選択の自由」は憲法に明記されていますし、やりたくない仕事を無理に頑張っても自分が苦しむだけです。
辞める=裏切り、悪ではありません。
私は円満に自衛隊を退職し、最後まで同期や上司に応援されて見送られていきました。
自衛隊から転職したい、しかし後ろめたくて悩んでいるあなたに必見です。

なぜ自衛隊を辞めたのか?

私は21歳で自衛隊に入隊しました。
自衛隊が自分に向いていないと分かったら、26歳までに転職して調理師に戻ると事前に決めていたので、その計画通りに辞めました。
つまり、自衛隊に入隊する前から、転職することも選択肢に入れていました。
なぜなら、現場で働いたことがない上に、自分に向いている仕事なのかどうかは、働いてみなければ分からないからです。
実際に私は、寿司屋で3年働いていました。
しかし、過酷な労働環境で自分には向いていないと判断しました。
この仕事を続けていけるのか、自分に向いているのか、それは働いてみなければ分かりません。
3曹になったとしても、一般曹候補生で入ったとしても、自分に合ってなければ辞めるのは普通のことです。
ちなみに私が向いてないと思った理由は、戦闘訓練で調理作業に集中できないからです。
通風機を止められて調理室がスチームサウナ化することもあれば、訓練に駆り出されて調理作業から離脱させられることもありました。
なので、私は調理の仕事に集中できる環境に転職しようと決めたわけです。

引き止められるのは当たり前

あなたが上司に辞めたい意向を伝えたとき、おそらくこう言われたでしょう。
「今まで頑張ってきたのだから辞めるのはもったいない」
「辞めた後どうするのか決まってなければ賛成できない」
「3年位で転勤があるからそれまで頑張れ」
あなたは、「この人は私の気持ちを分かってくれないな」と思うかもしれません。
しかし、全ての上司があなたの気持ちを分かってくれないわけではありません。
なぜなら上司は、職場の人員不足を防ぐために引き止める義務があるからです。
形式上でも引き止めないと、さらに上の上司に怒られます。
実際にあなたが上司の立場だったとして、
「辞めたいです」
と、部下に言われたとしましょう。
あなたは、
「いいね!辞めよう、今すぐ辞めよう!」
「早く艦から遠ざかれ!」
とは流石に言わないはずですよね。
辞めさせないのは犯罪ですが、考え直してほしいと再考を促すのは上司の義務です。
なので、反対されても上司に心を閉ざさないであげてください。

まとめ

今回は護衛艦の調理員が退職を決めた理由についてお話させていただきました。
辞める理由は人それぞれですが、家庭の事情以外の理由ですと、ほぼ確実に引き止められます。
辞めた後の人生設計が決まっていないと、上司も面倒を見なければならないので、考え直しなさいと言われるのは当然です。
しっかりと辞める理由、辞めた後の仕事や今後の生活について計画をまとめてから、上司に辞める意向を伝えましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回の記事では、自衛隊を辞めるまでの道のり・方法を記していきます。

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