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航空自衛隊の仕事[航空機整備]

 

今回は私が実際にやっていた航空自衛隊の仕事の紹介をします。

私は航空自衛隊で航空機の整備を行う整備幹部をしていました。

航空機整備は大きく2つに分かれています。

1つは、飛行前後の点検やタイヤ交換、機外に搭載する燃料タンクの付け外しといった日常的な整備作業(飛行隊が行います。航空機が飛行前後にそういった整備を受ける場所を列線と言うので、ライン整備と呼びます)

もう1つは、定期整備や計画外整備といった比較的規模の大きい整備作業(検査隊、修理隊が行います。ドッグ整備と呼びます)

車で例えると、飛行隊で行うライン整備が、ガソリンスタンドでの簡単な点検整備、部品交換で、

 

検査隊や修理隊で行うドッグ整備が、整備工場での車検や故障修理といったイメージです。

航空機整備幹部の仕事は、飛行隊所属か、検査隊や修理隊所属かで、内容も変わります。

飛行隊所属の整備幹部の場合

1番の任務は、飛べる航空機の状態の把握です。

朝はその日に訓練で使用可能な航空機の現況をパイロットに報告し、日中は列線でのライン整備の監督、夜間は次の日に使用可能な航空機の現況をまとめる。

そのため、日中はライン整備の監督、夜間はドッグ整備の進捗の把握や情報収集をすることになります。

検査隊、修理隊所属の整備幹部の場合

ドッグ整備の監督が仕事になります。大規模な修理や、計画的に行われる整備など、航空機へのより深い理解が必要になります。

そのため、航空機整備幹部は、飛行隊所属で航空機の整備状況を終えるようになってから、所属を検査隊や修理隊に変えて、より大規模な整備の計画を進める任務につく、というのが一般的なステップアップになります。

まとめ

整備には大きく分けてライン整備とドッグ整備があること。

整備幹部は飛行隊所属と検査隊や修理隊所属で任務が変わること。

整備幹部のステップアップ。

以上3つについて説明しました。

航空機整備幹部って面白そうと思ってもらえれば幸いです。

 

 

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