「自衛隊を辞めて転職すべきか、定年まで自衛隊で働き続けるか」
どっちがいいのか悩みますよね、私もそうでした。
初めまして、元海上自衛官のいずみです。
今回の記事は、
自衛隊を辞めて転職するメリットとデメリット
これについて紹介しています!
辞めるか続けるかは本人の年齢や性格、人生設計等の状況で変わるので、
「絶対こうしたほうがいい!」
などと無責任なことは言いません。
自分の人生なので、未来を考えた上で後悔のない判断をしましょう。
自衛隊を辞めるメリット
生活が圧倒的に自由になる
自衛隊は自由に対する制限が多いです。
指定場所に居住する義務、所在を明確にしなければならない義務。
なにより外出や宿泊、旅行など一般人が当たり前にしていることを、わざわざ「申請書」を書いて「許可」を取らなければなりません。
とにかく仕事に関係ないプライベートの領域まで、報告と許可が必要です。
私は旅行が好きだったので、旅行に行くたび申請書を書くのが面倒でした。
特に班長、分隊先任、分隊長、副長の4人に見てもらって判子を貰うのが苦痛でした。
偉い人は忙しいので、中々見てもらう時間が無かったり、どこにいるか分からなかったりしたので苦労しました。
転職すれば、一般社会人と同じく、自由な生活を過ごすことができます。
副業ができる
自衛隊に限らず公務員は副業をした場合、処罰されるため副業ができません。
「今の給料に不満がある、しかし副業できないから我慢している」
このように考えている方は、転職すれば解決します。
私は副業ライターをしたかったので、満足しています。
ただし、副業が許可されている企業に転職しましょう。
新しい仕事を経験できる
自衛隊を定年まで働いた人のほとんどが、タクシーの運転手や運送業に再就職しています。。。
自衛隊の仕事は、なかなか民間企業で生かせるスキルが少ないためです。
私の場合は、護衛艦で調理をしていましたので、その経験を行かし調理系の仕事に就くことができました。
しかし、攻撃要員など民間で生かせるスキルが少ない場合、再就職できる職種は限られてきます。
若いうちに民間企業での経験を積み、ポータブルスキルを身につけておいたほうが良いかもしれません。
自衛隊を辞めるデメリット
退職金が安い
あなたが自衛官候補生ならば、任期満了で転職すればよいので、関係はありません。
一般曹候補生、3曹以上の方は、勤務年数によっては退職金が低いです。
ちなみに私の退職金は、4年勤務して20万でした。
「退職金なんていいからやりたいことがある」という方は問題ないと思います。
退職金は欲しい、という方は一度人生の資産形成について考えてみてはいかかでしょうか。
給料が下がる場合がある
転職先によっては、自衛隊の頃より給料が低いことがあります。
実際、私は調理師に転職しましたが、給料は護衛艦乗り組み時と比べ、7万円ほど落ちました。
それでも良い方は問題ありませんが、下がるのが嫌な方は転職先の給料についてしっかり調べることをおすすめします。
また、営内居住の方は月々のコストが低いと思いますが、民間に出るとランニングコストも増額することが多いので、支出は増えます。
出戻りする人もいる
自衛隊は国の仕事であって、利益を求める必要がありませんが、民間企業は利益を求める仕事が多いです。
民間企業は利益がなければつぶれてしまうので、頭脳やスキルが求められます。
その自衛隊と民間企業とのギャップについていけず、自衛隊に戻る人もいるのが事実です。
私は民間企業(お寿司屋さん)を経験してから、自衛隊に入ったので特に転職してからギャップで困ることはありませんでした。
本音のところ、寿司屋から自衛隊に転職した時は、「自衛隊の仕事のほうが楽だ」とも感じていたくらいです。
なので、自衛隊より厳しい民間企業もあるということを頭にいれておいてください。
出戻りするくらいなら、継続して勤務する方が成績や退職金で損をしないので、よく考えましょう。
まとめ
今回は転職するメリットとデメリットについて紹介しました。
どうしてもやりたい仕事がある、企業したいという方は転職するメリットが大きいです。
デメリットを見て迷った方は、もう一度人生設計を考え直すと良いと思います。
私は調理師の仕事に集中できる環境で生きたいという願望が強かったので、転職したことに後悔はありません。
判断がつかずにモヤモヤしている。という人には一度コーチングを受けてみるのがオススメです。
コーチングを受けることで、ご自身の状態を把握することができ、進むべき道がクリアに見えてくるかもしれません。
自衛隊出身のプロコーチもいらっしゃるので、活用しみてはいかがでしょうか?
➡️ 自衛隊員のためのキャリアコーチングサービス
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。