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計画するより準備せよ!『ライフピボット』から現代を生き抜く方法を考える

本記事では、私が生き方の教科書とまで思っているバイブル、黒田悠介さんの著書『ライフピボット』をご紹介します!
人生100年時代で、生き方は人によって様々になり、自分の進むべき道がわからなくなることってありますよね。
人生の先輩からは「長期的なプランを立てなさい!」とアドバイスをもらうこともありますが、そんなこと言われても将来のことなんて想像もつかないしな・・・って思ってしまいます。
そんな方々へこの本は、「長期プランじゃない!必要なのは準備だ!」と新たな見方を教えてくれます。
これからの人生・キャリアに不安がある方はぜひ読んでみてください。
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ライフピボットとは

まずは、ライフピボットという聴き慣れない言葉から、その意味を解説します。
「ピボット」(pivot)とは、本来「回転軸」の意味ですが、最近ではアメリカのシリコンバレーなどのベンチャー企業で「方向転換」「路線変更」といった意味で盛んに使われるようになった言葉です。
ライフピボットは、著者の造語ですが、「人生の方向転換」を意味します。
バスケットボールでもピボットという技術がありますね。軸足を残しつつもう一方の脚で方向転換するやつです。それのように、人生も方向転換をしていくことが、重要になってきています。

時代背景

では、どうしてこの「ライフピボット」という考え方が重要になってきたのでしょうか?
その要因には、3つの時代背景があります。

人生の長期化

医療技術や生活水準の向上により、私たちの寿命は過去になく伸びていますね。
まさに人生100年時代の到来です。
私たちが100歳まで生きるのが当たり前になってきたのです。

ライフスタイルの短期化

寿命が伸びる一方で、ライフスタイルは短期化しています。
昔と比べて転職は当たり前になってきましたね。
社会人が学校に通い直す例も増えています。

世界の変化速度が加速

そして、世界の変化は加速しています。
これは、すでにインターネットやスマートフォンといったインフラが整っているおかげで、
世界が即時に繋がることができ、イノベーションの連鎖が起きているんです。

人生・キャリアへの向き合い方

上記のような3つの時代変化により、人生のルールも大きく変わってしまいました。
これまでは、教育→仕事→老後というシンプルで直線的な人生設計で生きていくことができ、長期的なプランも立てやすかったことでしょう。
しかし、この激動の時代においては、長期的プランを立ててもそのプラン通りにはほぼ進まなくなってしまいました。
では、そんな時代に私たちがすべきことはどんなことなんでしょうか?
それが、「準備」をして「ライフピボット」していくことです。

スティーブ・ジョブズは、2005年のスタンフォード大学卒業式の演説で「Connecting The Dots」という有名な言葉を残しました。
「先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。」ということです。
つまり、計画的に経験をしていくことはできないが、その経験は後々活きてくる。だから、今に集中して行動しろ!ということだと私は解釈しています。
今に集中して生きるということが将来への準備になるということです。

ハニカムマップの活用

ライフピボットのイメージ図として、こちらのハニカムマップがあります。
現在、大企業の会社員としてマーケターをしている方は、マーケティングのスキルと広い人的ネットワークを蓄積することにより、隣接する①マーケティングコンサルタント②ベンチャー企業のマーケター③フリーランスのマーケターといったキャリアのマスに転換できるよねということを意味しています。
そして、その先の隣接可能性も考えてみることもできます。
このハニカムマップ、ぜひご自身でも書いてみてください!
豊かな未来が想像でき、楽しいですよ!

重要な3つの蓄積

そして、そのライフピボットをするために必要なのが、スキルセット・人的ネットワーク・自己理解という3つの蓄積です。

価値を生み出すスキルセット

お金を稼ぐには他者に価値を提供しなければいけません。
ですから、その価値を生み出すために必要なスキルを蓄えないといけません。
そして、スキルは3つに分類できます。
・テクニカルスキル:課題を解決する業務遂行能力
・ヒューマンスキル:人間関係を円滑にする対人関係能力
・コンセプチュアルスキル:他のスキルと同時に発揮する概念化能力

詳しくは述べませんが、これら3つのスキルをバランスよく蓄えることが大事です。

広く多様な人的ネットワーク

人的ネットワークには、信用と信頼という2つの要素があります。
クレジットカードの、クレジットは信用という意味ですが、信用は単方向で客観的なもの。
信頼は、双方向で主観的なもので共同作業によって築かれていきます。

豊かな自己理解

自分が何を求めているのか?どんなことが得意なのか?他者からどんなことが求められているのか?これらを理解し、その掛け合わされた部分で頑張ることが重要です。

蓄積のための6つの行動

上記の3つの蓄積を効率よく実践するために、以下の6つの行動が推奨されています。

①マッチングサービスを利用する
②発信し続ける
③イベントに参加する
④コミュニティに参加する
⑤ギグワークをする
⑥ギブワークをする

このなかでも私が特におすすめしたいのは、「コミュニティに参加する」です。
会社や自衛隊という職場コミュニティだけでなく、様々な業界業種の人が集まるコミュニティに参加することで、視野を広げられます。
そして、そこで開催されるイベントに参加したり、コミュニティ内でギブワークすることで、効率よく3つの蓄積が可能になります。

私は、2022年3月から現役自衛隊員と元自衛隊員が集まるオンラインコミュニティ「BLOSSOM」を運営しています。
自衛隊経験という共通項を持つ仲間と繋がれるコミュニティですので、ぜひ参加してみてください。

▶️ https://lounge.dmm.com/detail/4515/

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